開発秘話と取り付けに関する留意点
5型オーナーの皆様、そして2型ノマド納車待ちの皆様お待たせいたしました。世の中の流行りに迎合することなく、頑なに「自分がカッコイイと思うジムニー用メーター」を追求し続け、遂に完成に漕ぎ着けました。お忙しいみなさまへ、簡単に今回の5型用メーターの開発経緯と取り付けに関する留意点を以下にまとめました。いつも通りのレトロアクティブ(私・代表ハタナカ)の気楽なトーンではありますがご一読くださいますようよろしくお願いいたします。
燃料計指針の追加
思わず変な声が出た
2025年10月、スズキのプレスリリースをみて仰天。「そ、速度計内に燃料計の針が追加されている…」。4型までは[警告表示灯アイコンの仕様変更]にさえ対応していればよかったのが、完全に新規設計の必要があることが判明した瞬間だったのです。
悲しい < 嬉しい
アフターパーツメーカーの立場からすると「あちゃー」ですが、無類の計器好きの私個人の立場では「針が増えてますますカッコ良くできる!」というなんとも複雑な気持ち。併せて、メーター内のスペースに更なる制限(目盛りの刻み角度)が出てくるので、大仕事になることは容易に想像できました。
車両の確保と検証
実車を確保せよ
開発に実車は不可欠。「開発は、一定期間その車に乗ってから」などといういつもの悪癖もありますが、とにかく実車を確保する必要があります。しかしご存知の通り今からオーダーしても納車まで1年?1年半?…さすがに待てない。今すぐ必要だし、今すぐ欲しい。さてどうしたものか…。
天が味方した瞬間
情報収集がてら何気なく兵庫の三木スズキさんに連絡を入れてみると「来月入る5型のシエラJLグレード、MTのミディアムグレー・オーディオレスでよかったらキャンセルで浮いてる分があります」と門脇店長。偶然にも私が希望していた内容そのまんま!即決したことは言うまでもありません。
最大の難関
全く別物のメーターであることが発覚
「燃料計が追加されただけ」と高を括っていましたが実際に新型メーターを分解検証してみると、全く別物になっていて焦りました。部品構成だけでなく液晶も完全に異なります。そして最も恐れていたことが…
今までの方法で針が外せない…
従来は反時計回りに数回ほど回せば外れてくれた指針が、その方法では外れないことが判明。しかも方法を間違えると最悪の場合指針の挙動がおかしくなります。デザイン設計以前にまずここをクリアする必要がありました。最適な外し方の考案と再現性の検証、また万一の故障の際の復旧マニュアルと治具製作のため高価な純正メーターを何個も購入しました。発表が数ヶ月遅れたのはここでしばらく足踏み状態だったのが理由です。
万全のサポート体制を整備
1パーセントの可能性
上の項で述べた通り、従来型に比べ指針の外し方にややコツが要ります。同梱の説明書と動画でじっくり解説しているので心配ご無用なのですが、それでもやはり「万が一」の可能性は拭いきれません。説明書の記述の見落としや個体差などに起因するものなども加味すると「絶対」とは言い切れないのです。
故障の場合、無償修理します
完全復旧のために必要な治具とマニュアル・補修部材は完備しました。ですので、万が一の際はレトロアクティブが責任を持って修理いたします。往復運賃のご負担のみで、修理費用や部品代は一切いただきませんのでどうかご安心ください。
発売記念特典について
今回は指針の発光色に合わせた「レッド」
従前のものは「橙」で、メーターの数字・目盛部分の色に合わせて調色したものでしたが、今回は「指針の赤」に合わせた色味を追求しています。非売品ではありますが、きちんと「製品」として然るべき開発期間と開発費用をかけた謹製品で、耐熱性のある極薄特殊フィルムを採用しています。先着順で、無くなり次第終了となります。
非売品にしている理由
純正が白発光なのは「緊急性の高い注意喚起系表示にだけ赤色を用いて強調する」という意図があります。ここを常に赤にしてしまうこのアイテムは「お金をもらって提供するべきでは無くあくまでオマケ」というレトロアクティブの信念から、非売品扱いとさせていただいております。▶さらに詳しく




